女性の薄毛に自毛植毛は効果的なのか?

自毛植毛は男性だけのものなのか?

女性の自毛植毛は? 女性にしろ男性にしろ薄毛に悩む方々は生活習慣や食生活を見直しつつ育毛剤の使用などにより改善を目指します。

それでも効果が出なかった場合、カツラやウィッグのような手段があるものの、自分の髪の毛を生やすという観点での最終手段は自分の髪を薄毛部分に移植する「自毛植毛」になります。

この方法で定着した髪は薄毛になることなく一生生えてきますし、メンテナンスなどの必要ないため最も効果的な薄毛治療とも言えますが、費用が高価という大きなデメリットもあります。

これまではお金がある男性や、どうしても薄毛を治したい男性が受ける治療という認識でしたが、近年は植毛を行うクリニックに女性が訪れ相談する事も増えているそうです。

そういった背景もあるので「女性に自毛植毛は有効なのか?」「費用などはいくらくらいになるのか?」などについて取り上げていきます。

自毛植毛の有効性とメカニズム

自毛植毛が薄毛の治療に高い効果を示す理由は、後頭部など脱毛の影響を受けないところから髪を生やす毛包という組織ごと髪の毛を採取し薄毛の部分に埋める事で、半永久的な発毛が望めるからです。

前頭部から後頭部まで禿げ上がってしまった男性というのをよく目にすると思いますが、そういった方でも側頭部や後頭部は驚くほど髪の毛が生えています。

それは男性の薄毛のほとんどを占めるAGA(男性型脱毛症)の影響は側頭部や後頭部の髪の毛には及ばない事を意味しているので、そこから髪の毛(毛包)を採取し脱毛部分に移植すれば頭頂部などでもAGAの影響を受けずに済むのです。

毛包を提供する側…つまり後頭部など毛包を取られた部分は髪の毛が生えなくなってしまうというデメリットもがあるものの、後頭部などは髪の毛が上から幾重にもかぶさる場所なので大きな問題になる事はありません。

冒頭の写真の赤いポチポチが植毛した部分になっており、ここからは一生髪の毛が生えてきますし、一度植毛を終えてしまえばメンテナンスなど一切必要ない事が最大のメリットとなります。

 ■自毛植毛はハゲない後頭部や側頭部から毛包ごと髪を移植する
 ■効果は半永久的でメンテナンスの必要もないのが最大のメリット

女性に自毛植毛はおすすめできるのか・

男性の薄毛の大半を占めるAGAは遺伝によるものが大きく、後頭部や側頭部の髪の毛(毛包)に影響を及ぼさないので、そこから毛包ごと移植する自毛植毛というのは非常に有効といえます。

一方で女性はどうなのか?

女性の薄毛の場合遺伝の影響は少なく、生活習慣や食生活の乱れなど様々な要因が重なって起こる場合が多くなります。

そして薄毛自体も「頭頂部」「M字」と部分的にハッキリ分かれる男性とは異なり、女性の薄毛の多くは「びまん性脱毛症」と呼ばれ全体の髪の毛が薄くなるものになります。

ここで今一度植毛のメカニズムを思い返してみると、薄毛の影響を受けない後頭部や側頭部から毛包を採取し薄毛部分に移植するとあります。

しかし女性に多いびまん性脱毛症は頭頂部はもちろん側頭部も後頭部も含め全体が薄くなる脱毛なので、男性のAGAのように「ここの髪は大丈夫」といったような場所がありません。

これは薄毛の影響を受けない毛包を特定できない事を意味し、仮に男性のように後頭部から移植しても、移植した毛包がびまん性脱毛症の影響を受けるものだったとしたら意味はありません。

また、自毛植毛は生え際など一箇所に集中して行う場合に適しており、全体的に薄くなるびまん性脱毛症にはあまり適さないというのが実情です。

■女性の薄毛の多くは全体的に薄くなるびまん性脱毛症
■びまん性脱毛症には自毛植毛は適さない

女性でも自毛植毛が有効な場合

一方、女性でも自毛植毛が有効である場合もあります。

井上真央のおでこはハゲ? それはおでこが広いなど生え際が薄い場合で、「薄毛・ハゲの女性芸能人は誰だ?」でも紹介しているような井上真央さんや武井咲さんのようなタイプ。

これは薄毛というより生まれ持ったものになりますが、顔の作りの小さい女性などはおでこが広くなりがちで、男性であれば確実に「あいつハゲてる」と言われてしまうレベルの女性も少なくありません。

生まれつきのものですし、男性のようにここからどんどん生え際が後退していくような事もありませんから気にする必要はないものの、女性の中には「髪を上げられない」とコンプレックスに感じている方もいらっしゃいます。

こういった場合は生え際に集中して植毛するため自毛植毛は有効となります…といいますか、元から生えていない場所に髪の毛を生やさせるわけですから、自毛植毛か貼り付けるかつらくらいしか解決策はありません。

■女性には生まれつきおでこが広い女性も多く、その解消には自毛植毛が有効

女性でも自毛植毛は使えるがおすすめはしない

女性の薄毛の多くを占めるびまん性脱毛症に自毛植毛は相性が悪いのは前述したとおり。

しかも女性の薄毛の原因は生活習慣や食生活が崩れホルモンバランスが乱れる事によるものが多いので、植毛より生活習慣などを見直し改善を図るほうが良いと思います。

自毛植毛は費用も非常に高価で100万円を超える事が当たり前の世界ですので、そういった面でも自毛植毛はおすすめしていません。

自毛植毛を行っているクリニックでも「女性の薄毛の改善薬」として扱っているパントガールなどを使いながら無理にならない程度に可能な限り生活を見直す事が女性の薄毛改善の最善策と考えます。


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